役員賞与、暫定ゼロに 不適切会計で 東芝 印刷
2015年 6月 09日(火曜日) 22:25

東芝が役員の夏の賞与を暫定的にゼロとすることが5日、分かったと各紙が報じた。不適切会計問題で2015年3月期決算が確定せず、業績を反映した賞与の算定ができないため。第三者委員会が進めている調査結果などを踏まえ、支給の有無を含め対応を検討する。

東芝は経営責任を明確化するため、社外取締役を除く全役員が月額報酬を5月から10~50%返上している。15年3月期の期末配当を無配とする中、夏の賞与を規定通り支給すれば、株主らからの批判は避けられず、支給見送りや一部返上などの措置が取られる見通しだ。