三重・答志島 離島の沖で風力発電 売電で架橋を 印刷
2015年 6月 09日(火曜日) 22:26

各紙によると三重県鳥羽市の離島・答志島沖で、大規模な洋上風力発電設備の建設計画が進んでいることが分かった。事業者は「売電収入によって念願の架橋整備にも弾みがつく。10年先の島にとって必ずプラスになる」とメリットを強調し、地元漁協幹部も推進の立場だ。一方、漁業者らを中心に「漁場に悪影響が出かねない」など反対意見も根強く、今後議論を呼びそうだ。計画しているのは一般社団法人シーパワー(津市)。島から約2キロ北の洋上約30平方キロに着床式の風車40基を建設し、年間4億3800万~9億8112万キロワット時の発電を目指すという。