作者不明の西洋画、北斎作だった オランダの博物館に 印刷
2016年 10月 26日(水曜日) 15:32
江戸時代にドイツ人医師・シーボルトが日本から持ち帰り、作者がわからなかった絵画6点について、所蔵するオランダの博物館の研究者が、浮世絵師の葛飾北斎の作品だと22日に発表した。目録に「北斎が西洋画の技法で描いた」とのシーボルトの記述があったという。 オランダのライデン国立民族学博物館のシニア研究員、マティ・フォラーさん(67)が、長崎市であった国際会議で発表した。6点のうち5点は和紙に描かれ、博物館が現物を所蔵。雪がしんしんと降り積もる増上寺や、江戸城、富士山を望む日本橋など江戸の情景が描かれている。あとの1点は石版画。