給付型奨学金、1学年2万人を対象 自公が首相に提言 印刷
2016年 12月 02日(金曜日) 17:58

自民、公明両党は30日、返す必要がない給付型奨学金について、2018年度から1学年当たり約2万人を対象とし、月3万円を軸に給付することを安倍晋三首相に提言した。17年度からは特に学費の負担が重い人に絞って先行実施する。政府は提言を受け、成績要件や財源などを詰める。2万人の内訳は、現行の無利子奨学金を受け、成績が5段階評定で平均4・3以上の約1万人、高校卒業後に就職したが給付型があれば進学したという人が約5千人(文部科学省推計)、部活動などで優れた成果を残した生徒向けの「チャレンジ枠」約5千人。