小中社会科、「鎖国」消える 次期学習指導要領 印刷
2017年 2月 16日(木曜日) 23:51

文部科学省が14日に公表した次期学習指導要領の改定案では、小中学校の社会科で「鎖国」の表記をやめ、「幕府の対外政策」に改める。中学歴史でも史料に忠実に、「聖徳太子」を「厩戸王」に変える。文科省によると、江戸幕府は長崎でオランダや中国との交易を許し、薩摩、対馬、松前でも外交と貿易が行われていた。完全に国を閉ざしていたわけではないため、当時の実態に即して表記する。