給付奨学金、高卒認定者も 成績優秀者が対象 印刷
2017年 3月 14日(火曜日) 13:16

文部科学省は、低所得世帯の大学生らを対象にする返済不要の「給付型奨学金」について、本格導入される2018年度以降、高卒認定試験に優秀な成績で合格した新入生にも給付する方針を固めた。経済的な理由などで高校に入学しなかったり、中退したりした人の進学を後押しするためだ。給付型奨学金は、住民税非課税世帯の学生が対象で、自宅か下宿か、国公立か私立かに応じて月額2万~4万円を給付する。17年度は下宿先から私立に通う成績優秀者と、児童養護施設出身者の計約2800人に先行して実施される。