退位有識者会議 「上皇」有力 最終提言へ 印刷
2017年 4月 06日(木曜日) 18:32
安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」(座長・今井敬経団連名誉会長)は4日、第11回会合を首相官邸で開き、退位を可能とする特例法案に盛り込む内容について討議した。退位した天皇の称号については、江戸時代以前に使われた「太上(だいじょう)天皇」の略称である「上皇」でとりまとめることが有力となった。 4月中に公表する最終提言に盛り込む。委員の山内昌之東京大名誉教授が会合後、記者団に「全体としては上皇という方向で調整されると思う」と語った。