給付型奨学金、申し込み伸び悩む 受け付け延長 印刷
2017年 6月 30日(金曜日) 16:36
2017年度から始まった低所得世帯の大学生らを対象とする返済不要の「給付型奨学金」について、今年度の進学者の申し込みが5月の締め切り時点で1578件にとどまり、当初の想定を1000件以上も下回っている。日本学生支援機構は、制度の周知が行き届いていないとみて、受け付けを8月4日まで延長している。2018年度以降、本格実施される給付型奨学金は、1学年約2万人が対象だが、17年度の進学者は、下宿先から私立に通う成績優秀者と児童養護施設出身者に先行して実施する。