JAXA最小級ロケット成功 人工衛星打ち上げ 再挑戦で 印刷
2018年 2月 06日(火曜日) 19:56

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、超小型衛星を載せた電柱サイズのロケット「SS520」5号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げた。7分半後に衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。5号機は長さ9.5メートル、直径52センチ、重さ2・6トンで、衛星を軌道投入できる世界最小クラスのロケット。民生品を活用して低コスト化を図った。機体製造と打ち上げの費用は計約5億円。衛星は東京大が開発し、重さ3キロで、地球の撮影やデータ通信を行う。今回の成功で「たすき」と名付けた。