日産ゴーン会長逮捕、日本版「司法取引」2例目 印刷
2018年 11月 21日(水曜日) 17:57

東京地検特捜部は19日、自分の役員報酬を実際より50億円余り少なく有価証券報告書に記載したとして、日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)ら代表取締役2人を金融商品取引法違反の疑いで逮捕し、日産本社などを捜索した。日産は同日夜、2人を解任する方針を明らかにした。ほかに逮捕されたのは、同社代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)。関係者によると、特捜部は今回、ゴーン容疑者らの虚偽記載に関与したとみられる日産関係者との間で、捜査に協力する代わりに刑事処分を軽くする日本版「司法取引」(協議・合意制度)に合意したという。