庶さん、栄誉のメダル ノーベル賞授賞式 印刷
2018年 12月 12日(水曜日) 18:08

2018年のノーベル賞授賞式が10日夕(日本時間11日未明)、ストックホルムのコンサートホールで行われ、本庶佑・京都大特別教授(76)に医学生理学賞のメダルと賞状が授与された。本庶さんは紋付きはかまの和装で出席。和服姿の受賞者は、1968年に文学賞を受けた川端康成氏以来で半世紀ぶり。受賞理由が読み上げられた後、本庶さんは舞台の中央に進み、緊張した面持ちでスウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルなどを受け取った。本庶さんは1992年、免疫を抑制するブレーキ役のたんぱく質「PD―1」を発見。この性質を利用した画期的ながん免疫療法を開発した。