東京電力 原発輸出事業から事実上撤退 事故対応を優先 印刷
2012年 6月 28日(木曜日) 14:28

<原発輸出から撤退>

東京電力が原発の輸出事業から事実上撤退する方針を固めたことが、27日分かったと各紙が報じた。東電は、海外での原発の運転や保守点検などの事業を検討していたが、福島第1原発事故の処理や被害者への賠償に力を注ぐため、同社が先頭に立ってきたベトナムへの原発輸出計画についても、参加が不可能になったと判断したという。東電の方針転換で、日本の原発輸出ビジネスは見直しを迫られる。