大飯原発3号機臨界に 福島事故後で初 印刷
2012年 7月 03日(火曜日) 14:19

関西電力は1日午後9時、大飯原発3号機(福井県おおい町)の再稼働に向け原子炉を起動したと各紙が報じた。2日午前6時、核分裂反応が連続的に起きて炉内が安定する「臨界」に達した。早ければ4日にタービンと送電線をつないで運転を再開(再稼働)し、5%程度の出力で発電する。順調に進めば8日にフル稼働となる見通し。4号機も最短で17日に起動し、24日にフル稼働する見込みだという。大飯原発付近では脱原発を求める市民らが敷地内の道路を一時封鎖し、警官ともみ合うなど騒然となった。