標高15メートル防潮堤 完成  志賀原発 安全強化策1年遅れ 印刷
2012年 10月 03日(水曜日) 00:00
各紙によれば北陸電力は1日、志賀原発(石川県志賀町)で進めてきた津波に対する安全強化策の一環で、防潮堤と防潮壁が9月30日に完成したと発表した。一方、原発敷地内で8月から始めた断層調査や機器の納期遅れの影響で、安全強化策を終える時期が最大で約1年遅れる見通しも明らかにした。完成した防潮堤は、鉄筋コンクリート製で長さ約700メートル・高さ4メートル(標高15メートル)。東日本大震災の津波に襲われ、電源を喪失した東京電力福島第一原発と同様の事態を起こさないよう、同社が2011年10月から工事に着手していた。