小水力発電普及めざし 須坂で施設見学や講演会 印刷
2012年 10月 09日(火曜日) 00:00

須坂市(長野県)は7日、小水力発電などの普及を目指して、「市自然エネルギーセミナー」を市内で開いたと信濃毎日新聞が報じた。再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取る「固定価格買い取り制度」の導入などで、自然エネルギーに関心が高まる中、初めて企画。米子地区の農業用水路に複数設置されている小水力発電施設の見学会や講演会があった。同地区の見学会には約70人が参加。信大工学部の飯尾昭一郎准教授らが、市が設けた装置で発電した電力を近くの有害鳥獣対策の電気防護柵に活用する取り組みや、信大が設置した複数の小水力発電を組み合わせて、地域の電力供給網を構築する構想を語った。