スカイツリーで雷測定497m、装置初公開 印刷
2012年 10月 17日(水曜日) 00:00

東京スカイツリーは17日、天望回廊(450メートル)よりも高い497メートルに取り付けた雷の電流を測る装置を報道陣に初公開したと各紙が報じた。ツリー上部の「ゲイン塔」と呼ばれるアンテナの周囲に長さ約30メートルのコイルが設置されている。東大や電力中央研究所(電中研)が研究の中心となり、3月から運用を開始している。電中研によると、建造物にある雷の電流測定装置としては世界一の高さという。世界的にデータの少ない雷電流を年間通じて測定することで、建物内にあるパソコンなどの電子機器を落雷時に保護する方策などに応用が期待されているという。