パナソニック、最終赤字7650億円 無配転落 印刷
2012年 11月 01日(木曜日) 00:00

パナソニックは31日、2013年3月期連結決算の業績予想を下方修正し、最終損益を従来の500億円の黒字から7650億円の赤字に引き下げたと各紙が報じた。2年連続の巨額赤字で、過去最大となった12年3月期の7721億円の赤字に迫る規模。12年9月中間連結決算は中間期として過去最大の赤字だった。これに伴い従来10円を予定していた13年3月期の年間配当はゼロにする。同社が無配となるのは1950年5月期以来、約63年ぶり。デジタル家電が苦戦し売り上げが大きく減少、電池や携帯電話事業でのれんや無形資産の減損をするなどして追加の構造改革費用を計上するほか、繰延税金資産を取り崩すという。