景気判断、全地域で改善 3四半期ぶり 日銀経済報告 印刷
2013年 4月 17日(水曜日) 00:00

日銀は15日、4月の地域経済報告(さくらリポート)で全9地域の景気判断を前回1月から引き上げたと各紙が報じた。全ての地域の引き上げは2012年7月以来3四半期(9カ月)ぶり。円安・株高で消費者心理が改善し、個人消費など内需が底堅く推移していることや、海外経済の減速懸念が薄らいだことが寄与した。地域別では北海道、東北、北陸、東海、中国の5地域が「緩やかに持ち直している」「回復しつつある」など、景気が上向いていると判断した。特に、東海と中国は、米国経済の持ち直しを背景に自動車生産が拡大。東海は前回の「全体として弱めの動きとなっている」から表現を大幅に強めた。