東日本大震災遺児 地震・津波「話したくない」7割 印刷
2013年 4月 18日(木曜日) 00:00

東日本大震災の遺児の半数以上に「揺れに敏感」など被災による心身への影響が出ているほか、地震や津波の話をしたがらない子が7割近くに上ることが、あしなが育英会(東京都千代田区)の調査で分かったと各紙が報じた。1~2月、保護者が死亡または行方不明となった子どものいる家庭に、アンケートを郵送して行った。回答した789世帯のうち母子家庭は49%、父子家庭32%、両親がいない世帯は17%で、1世帯当たりの遺児の数は2人が最多で39%、次いで1人が37%だった。各家庭の、最年長の遺児の心身状況を尋ねたところ(複数回答)、「揺れに敏感」33%、「暗闇がこわい」13%など半数以上に何らかの影響があった。特に12歳以下の低年齢層や女子に顕著だったという。