汚染水問題「戦略見直すべきだ」 IAEA調査団長指摘 印刷
2013年 4月 24日(水曜日) 00:00

東京電力福島第1原発の廃炉作業を検証するため来日している国際原子力機関(IAEA)の調査団は22日、「汚染水管理のように放射性物質が漏洩するような問題の対応を継続して改善すべきだ」などの助言を盛り込んだ報告書の概要を公表したと各紙が報じた。最終報告書は1カ月以内にまとめられ、政府は6月に見直す廃炉の工程表に反映させる。都内で会見した調査団長でIAEA核燃料サイクル・廃棄物技術部長のフアン・カルロス・レンティッホ氏は「汚染水の問題が直面する最大の課題。東電は信頼性を向上させるために、包括的な戦略を見直すべきだ」と注文を付けたという。