トヨタと日立、賃上げ検討 2014年春闘に影響 印刷
2013年 10月 18日(金曜日) 00:00

安倍政権の閣僚と経済界、労働界のトップが意見を交わす「政労使会議」の第2回会合が17日、官邸で開かれ、トヨタ自動車の豊田章男社長と日立製作所の川村隆会長は賃上げを検討する姿勢を示したと各紙が報じた。首相はデフレ脱却に向けて経済界に賃上げを要請。製造業を代表する両社のトップが協力を表明したことで、2014年春闘での大手企業の対応に影響を与えそうだ。豊田社長は会合後、記者団に「業績が改善すれば税金を払い、従業員にも還元するのは経営者として当然」と強調。川村会長も「ベースアップも大事な選択肢の一つ」と述べた。