成田空港で14日、短時間で確実な保安検査を行える「スマートセキュリティー」の実証実験が始まった。搭乗ゲート地区などの「制限区域」に出入りする空港従業員が対象で、従来は金属探知機やエックス線を使って1人20~30秒かかっていた爆発物検査が、IDカードをタッチパネルにかざすことで2~3秒で済む。約500人を対象に3日間データを収集し、2020年の東京五輪・パラリンピックまでの実用化を目指す。