高浜1、2号機の運転延長認可 40年超の老朽原発で初 印刷
2016年 6月 23日(木曜日) 10:44

原子力規制委員会は20日、定例会合を開き、運転開始から40年以上経過した老朽原発の関西電力高浜1、2号機(福井県)の運転延長を認可した。2基は運転開始から60年までの稼働が可能となった。東京電力福島第1原発事故を踏まえた新規制基準の施行後、老朽原発の運転延長が認められたのは初めて。関電は約2千億円かけ安全対策工事を行う。工事期間は約3年半の計画で、実際の再稼働は2019年秋以降になる見通し。運転終了は1号機が34年11月、2号機が35年11月となる。