3月のCPI前月比1.2%減少 物価は上半期に上昇、下半期に下降の見込み=専門家 打印
2020-04-10 19:15

国家統計局の10日の発表によりますと、3月の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比4.3%の上昇となり、前の月より1.2%下降しました。専門家は物価は今年上半期に上昇し、下半期に下降する傾向を見せ、安定して下落するだろうとの見方をしています。

3月のCPIは前年同期比4.3%の上昇となったものの、上昇幅は前月より0.9ポイント減りました。

そのうち、食品の価格は前年同期より18.3%上昇し、上昇幅が3.6ポイント減っています。食品価格の上昇の影響を受けてCPIは3.7%上昇しています。特に、豚肉の価格は前年同期に比べて116.4%高いものの、上昇幅は18.8ポイント縮まりました。

これについて、国務院参事室の姚景源特約研究員は「3月に企業活動の再開が加速し、交通と物流が回復して価格安定の要因が働いたことから、CPIの前の月との比較が0.8%の上昇から1.2%の下降へと転じた。この状況は、感染拡大を抑制する活動の重要な成果を物語っている。10日に発表されたデータを見ると、一年を通して上半期に上昇し、下半期に下降する趨勢を見せ、次第に安定化する見込みだ」としています。