別府温泉の全源泉、2292カ所調査へ 打印
2019-04-11 09:33

日本一の湧出量と源泉数を誇る別府温泉で、源泉の温度低下や蒸気量の減少が目立ち始めたことから、大分県と別府市は今月から2年間かけ、別府市内の全源泉2292カ所(平成29年3月時点)の詳しい調査に乗り出す。源泉全てを調べるのは初めて。市によると、雨が地面に染み込み、熱水になるまでに50年ほどかかるという。市の28年度の調査では、約30年前と比べ、源泉40カ所のうち7割で温度が下がっていた。高度成長期、急速に温泉開発が進んだことが原因とみられる。