日本の明仁天皇、生前退位の意向をビデオで公開 印刷
2016年 8月 08日(月曜日) 22:47

日本の明仁天皇が8日ビデオメッセージを通じて「健康問題のため、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが難しくなる」と自らの思いを語りました。これは国民に向けた生前退位の意向の発露と見られています。

日本放送協会(NHK)の報道によりますと、現在82歳の明仁天皇は心臓外科手術を受けたことがあり、前立腺がんの診断を受けていた為、この先何年かの間に退位する意向を示しているとのことです。天皇の生前退位の事例は現代日本においては前例がないということです。

なお、現行の『皇室典範』は『旧皇室典範』を踏襲したもので、「皇位継承は天皇の崩御を前提としたもので、健在のうちの退位は認めない」ことを定めています。