福島第1原発事故 東電テレビ会議公開 150時間分 印刷
2012年 8月 07日(火曜日) 16:57

東京電力は6日、昨年の福島第1原発事故発生直後の社内のテレビ会議を録画した約150時間分の映像を、報道関係者に限定して公開したと各紙が報じた。3月14日の3号機の水素爆発時に吉田昌郎・第1原発所長(当時)が「大変です」と叫んで一報を入れるなど、緊迫した様子がうかがえる。公開されたのは、事故当日の昨年3月11日夕から東京の本店と福島第1、第2原発、現地対策拠点のオフサイトセンター、柏崎刈羽原発を結んで断続的に開かれたテレビ会議の映像のうち「初期対応がほぼ終わった」(東電)16日未明までの分。本店で録画した約50時間分には音声も記録されているが、福島第2原発で録画された約100時間分は、映像のみという。