派遣先会社から遠隔操作か 匿名化ソフト使用の跡 印刷
2013年 2月 12日(火曜日) 00:00

パソコン遠隔操作事件で、威力業務妨害容疑で逮捕されたIT関連会社社員片山祐輔容疑者(30)が昨年8月、派遣先だった東京都港区の企業のPCを使って遠隔操作し、犯行予告をネットに書き込んだとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かったと各紙が報じた。警視庁などの合同捜査本部が派遣先から押収したPCから、書き込みの発信源を特定させない匿名化ソフトを使った跡が確認された。一連の事件では13件の犯行予告があったことが判明しており、捜査本部はほかの12件も、片山容疑者が同じPCで遠隔操作したとみて裏付けを進めているという。