九州電力、基本給5%減提示 値上げへ、身を切る姿勢 印刷
2013年 2月 19日(火曜日) 00:00

九州電力は、一般社員の基本給を4月から平均5%減らす案を労働組合に示したと各紙が報じた。4月の実施をめざす電気料金の値上げに合わせ、身を切る姿勢を示すことで、利用者の理解を得たい考えだ。基本給の削減は、1951年の会社設立以来はじめて。九電は、値上げ幅の算定根拠になる人件費を減らすため、一般社員の年収を平均で21%減らして826万円から650万円にする計画。具体策として、基本給の削減が避けられないと判断した。今夏の賞与については、全額カットを含め検討している。管理職の給与は10%程度減らす方針だという。