無形文化遺産に和紙提案へ 文化庁、14年の登録目指す 印刷
2013年 3月 07日(木曜日) 00:00

文化庁は6日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「和紙 日本の手すき和紙技術」の登録を提案すると発表したと各紙が報じた。月内に開く関係省庁連絡会議で政府として正式決定し、4月2日までに提案書をユネスコに提出。2014年11月のユネスコ政府間委員会での登録を目指す。登録対象は「細川紙」(埼玉県)と「本美濃紙」(岐阜県)、「石州半紙」(島根県)の3件。石州半紙は09年に無形文化遺産に登録済みだが、本美濃紙は11年の審査で「石州半紙と類似している」として見送られた。今回は石州半紙に本美濃紙と細川紙を加える形で「和紙」として新たに提案するという。