震災から2年ぶりにサンマ缶復活 宮城・石巻の被災会社 印刷
2012年 11月 15日(木曜日) 16:14

宮城県石巻市の水産加工会社「木の屋石巻水産」が、東日本大震災で途絶えていたサンマの缶詰の販売を再開したと各紙が報じた。2年ぶりの復活に、同社は「多くの人に助けられ、ここまで来ることができた。ずっと同じ商品を届けることが使命だ」と意気込んでいる。同社の水産加工場は沿岸部にあったが、津波で被災。「鯨大和煮」缶を描いた巨大タンクを所有していたことでも知られる。巨大タンクは約300メートル離れた県道の中央分離帯まで流され、横倒しになっていたが、今年6月末に解体された。同社によると、昨年は製造できなかったが、今年は市内の別業者の協力で製造、販売にこぎ着けたという。