中国で空気清浄機増産 パナソニック1.5倍に 印刷
2013年 2月 12日(火曜日) 00:00

各紙によれば中国の大気汚染問題を受け、パナソニックが広東省順徳市にある工場で、空気清浄機の生産ラインの稼働率を1.5倍に引き上げたことが7日、分かった。大気汚染は、呼吸器系疾患の患者が増加するなど深刻化しており、同社は技術力をアピールし、日本製品の不買運動による販売の落ち込みを取り戻したい考えだ。パナソニックは2004年から中国で空気清浄機の生産、販売を始めた。1万4千~7万円程度の家庭向けの製品を中心に、市場シェアは約3割ある。大気汚染が広がり始めた1月には、空気清浄機の販売台数が前年比2.2倍に急増し、汚染が深刻な北京では、家電量販店からの追加注文が週を追うごとに増え、インターネット通販での購入者も急増したという。