製造業の就業者、51年ぶり1000万人割れ 12月 印刷
2013年 2月 12日(火曜日) 00:00

総務省は1日、2012年12月の製造業の就業者数が前年同月比35万人減って998万人(原数値)となり、51年ぶりに1000万人を下回ったと発表したと各紙が報じた。労働力人口全体の減少に加えて、企業が生産拠点の海外移転を積極化した影響が大きい。国内では製造業が調整を進めた分の雇用を成長したサービス産業が吸収しており、産業構造は大きく変化している。製造業の就業者はピークだった1992年10月の1603万人からほぼ一貫して減少してきた。1000万人を割るのは61年6月以来。就業者全体に占める製造業の割合が最も高かったのは70年代前半の27%超で、これが昨年12月には16%まで落ち込んだ。