子会社元社員、24億円着服 15年間、刑事告訴へ 北越紀州製紙 印刷
2015年 6月 02日(火曜日) 17:56

各紙によれば北越紀州製紙は28日、子会社の男性従業員が不正に小切手を振り出して現金に換金することなどで、2000年4月から約15年間に計24億7600万円を着服していたと発表した。同日付で懲戒解雇し、今後刑事告訴する予定だ。岸本哲夫社長をはじめ全取締役が月額報酬10~20%を2カ月間自主返上する。元従業員は着服した金をギャンブルなどに充てていた。北越紀州製紙は長期間発覚しなかったことについて「長年同じ業務に携わり、他者によるチェックが難しかった」(総務部)と説明している。