伊藤忠:米シェール事業から撤退、保有株を1ドルで売却 印刷
2015年 6月 26日(金曜日) 00:01

伊藤忠商事は多額の減損損失を計上した米シェールオイル・ガス事業からの撤退を決めたと各紙が報じた。同社は北米での天然ガス価格の今後の回復見通しなどを総合的に判断し、合弁会社の保有株式を1ドルで売却した。事業主体の米石油・ガス開発会社サムソン・リソーシズは19日に米証券取引委員会に提出した資料で、伊藤忠が保有していたサムソン株すべてを1ドルで買い戻したと報告。伊藤忠は米子会社を通じて10億4000万ドル(当時のレートで約780億円)を出資し、サムソンの株式25%を保有していた。