旅券150年でイベント 初の渡航先はパリ-成田空港 印刷
2016年 10月 23日(日曜日) 13:23

旅券(パスポート)の原型となった海外渡航文書が日本で初めて発行されてから150年となる17日、パスポートの歴史を知ってもらうとともに、海外へ向かう際の注意事項を周知する外務省など主催の記念イベントが成田空港で行われた。「最初のパスポート」は、江戸幕府が日本人海外渡航の禁制を解いたのを受け、幕末の1866年、「日本外国事務局」名義で発行。発給先は、パリ万国博覧会に向かう曲芸団「日本帝国一座」のメンバー18人で、うち代表者の「隅田川浪五郎」が第1号とみられる。現存するのは、同団に加わった横浜市の「亀吉」に発給された第3号で、同省外交史料館で保管されている。