南海トラフでも耐震性確保 停止中の浜岡原発 中部電 印刷
2013年 4月 29日(月曜日) 00:00

各紙によれば中部電力は26日、内閣府が昨年3月に公表した南海トラフ巨大地震発生時の震度分布の推計で震度7の揺れが予測される浜岡原発(静岡県御前崎市)について、燃料棒が入っている2~5号機は最大1900ガルの揺れにも耐えられることを確認したと発表した。中部電が内閣府の新たな推計値に基づいて耐震性を公表するのは初めて。中部電によると、今回は廃止措置手続き中で燃料棒がない1号機を除いた2~5号機が運転停止中、震度7の地震が発生した場合を想定。このうち、地盤の性質上揺れが最大になる5号機でも、原子炉建屋などの耐震性が確保されることが確認できたという。