長崎原爆遺跡を史跡指定へ、文化審議会が答申 印刷
2016年 6月 22日(水曜日) 10:51

文化審議会は17日、原子爆弾による破壊の惨状を伝える長崎原爆遺跡(長崎市)を史跡にするなど、15件を新たに史跡、名勝、天然記念物に指定するよう、文部科学相に答申した。3件を登録記念物に登録することも求めた。長崎原爆遺跡は、1945年8月9日に、米軍が投下した原爆によって受けた被害の痕跡を残す「旧城山国民学校校舎」や、爆風で一本柱になっても立ち続ける「山王神社二の鳥居」など5か所で構成される。広島市の原爆ドームは、1995年に国が史跡指定している。