3万年前の日本人ルート探れ 草舟2隻で検証開始 与那国―西表島 印刷
2016年 7月 21日(木曜日) 21:06

3万年前の人類が日本列島に入ってきたルートを探る国立科学博物館のプロジェクトで、草舟による渡海を検証する準備を進めていた研究チームは17日、与那国島-竹富町西表島間の航海を始めた。同午前7時ごろ、草舟2隻が与那国島南側のカタブル浜を出航。草舟はそれぞれ7人乗りで挑戦。こぎ手は与那国島と西表島の住民ら。時速は2キロで、進路は当時を想定し機器は使用せず、太陽や星の位置、風向き、島影などを頼りに、交代要員を乗せた伴走船が追走しながら、直線距離で約75キロ東方の西表島を目指している。