中鉄、バングラデシュと31億ドルのインフラ建設契約を締結 印刷
2016年 8月 09日(火曜日) 18:28

バングラデシュ国家鉄道局と中国中鉄株式有限公司は8日、バングラデシュの首都ダッカでパドマ橋の鉄道建設プロジェクトの契約を締結しました。契約金額は31億4000万ドルに上ります。

パドマ橋はバングラデシュの東部と西部をつなぐ、要衝の一つです。この鉄道建設プロジェクトは距離にして168.6キロ、最高設計速度は時速120キロで、竣工後にはバングラデシュ西部と西南部地域の交通状況が大きく改善され、中国、インド、ミャンマーとの経済貿易交流が促進されることが見込まれています。

パドマ橋の鉄道建設プロジェクトは中国企業が海外で請け負った最大の橋梁プロジェクトで、地元住民に「夢の橋」とも呼ばれており、このプロジェクトの完成は、バングラデシュ南部にある21の区と首都ダッカ間の往復を渡し舟に頼っていた歴史を終結させることとなるほか、アジア横断鉄道の重要な一部にもなると見られています。