19日に開幕する第8回冬季アジア札幌大会組織委員会の関係者は7日、中国選手団の宿泊先をアパホテルから札幌プリンスホテルに変更したことを明らかにしました。

冬季アジア札幌大会組織委員会競技一課の山崎久睦課長は7日、新華社通信のインタビューを受け、「中国側からアパホテル以外のホテルを宿舎とすることが求められていたため、各国選手団の宿泊先に指定されているもう一つのホテル、札幌プリンスホテルに変更した。中国オリンピック委員会には6日夜に変更を伝えてある」と説明しました。また、韓国選手団の宿泊先も同ホテルに変更されたということです。

第8回冬季アジア札幌大会は19日から26日まで、日本の北海道札幌市と帯広市で開催される予定です。コスト削減のため、選手村は建設されておらず、代わりに現地の2つのホテルが各国の選手団の宿泊先に指定されています。そのうちの一つ、アパホテルは客室に歴史を否定する右翼書籍が置かれていることから、中国や韓国から強い反発を受けています。