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Home China Online CRI 李克強総理、明仁天皇と懇談
李克強総理、明仁天皇と懇談 打印
2018-05-11 09:29

李克強総理は現地時間10日午前、東京の皇居・御所で明仁天皇と懇談しました。

李総理は席上、習近平国家主席から明仁天皇に向けた真摯な挨拶の言葉を伝えた上で、「中日平和友好条約締結40周年という節目の年に、中国側は今回の訪日を通じて、条約締結当時の精神を改めて学び、中日関係を正常な軌道に戻すよう推進すると同時に、新たな発展が遂げられることを期待している」と語りました。

李総理はまた、今回の訪問期間中に安倍首相をはじめ、国会の衆参両院の議長、各党派や各界の人士と会見してきたことや、両国の地方交流を促すため、これから北海道へと向かう予定であることなどを伝えた上で、「今後、日本側と共に中日関係の長期的かつ健全で前向きな発展を推進していきたい。また、人的往来を強化することで両国関係の民意の基礎を強固なものとし、国民同士の相互理解と友情を絶えず増進させていきたい」との考えを表明しました。

これを受けて、明仁天皇は、「李克強総理が、この重要な時期に日本を公式訪問したことを嬉しく思う。今回の訪問を通じて、日中関係の発展が進むよう望んでいる」と示しました。

また、1992年の中国訪問に触れ、「中国の人々の温かい歓迎を受けたことを懐かしく思い出す。その様子は今でも印象に残っている。私はあの訪中で、日中両国民の心は通じ合うのだと深く感じた。国民同士の交流を通して、両国関係のより良い未来が切り開かれることを心から願っている」と述べた上で、李総理の今回の訪問が円満に成功するようにとの祝意を示しました。