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地方経済天気図(2013年8月) 打印
2013-08-01 22:56

201205

2013年8月地方経済の状況

【総評】個人消費が底固い動きを続け、景気は緩やかな持ち直し 

【北海道】

北海道の景況は、個人消費、観光が持ち直しているものの、住宅建築が一進一退、生産活動が横這いとなるなど、横這い圏内の動き。個人消費は、大型小売店販売が衣料品で増加したほか、乗用車販売もエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに前年を上回るなど、緩やかな持ち直し。

住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、一進一退。設備投資は、医療・福祉関連施設の更新・新設、改修投資を中心に持ち直しの動き。公共工事は、低調。輸出は、東南アジア向けの鉄鋼、北米向けの自動車部品が増加し、持ち直しの動き。

生産活動は、輸送機械が増加したものの、電気機械が減少するなど、横這い圏内の動き。食料品は、生産水準が低下。原料不足から砂糖の生産が前倒しで終了。観光は、外国人客が増加するなど、持ち直しの兆し。雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、医療・福祉、建設業で新規求人数が増加するなど、持ち直しの動き。先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。

 

【東北】

東北の景況は、個人消費、生産活動が持ち直し、公共工事が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな持ち直し。個人消費は、大型小売店販売が食料品を中心に増加したほか、乗用車販売もエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに前年を上回るなど、持ち直し。

住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに増加し、上向き。設備投資は、被災した建物・設備の復旧に伴う投資が続き、緩やかな持ち直し。公共工事は、震災関連の復旧・復興工事が増加し、回復に向けた動き。輸出は、アジア向けを中心とする鉄鋼、金属製品が増加し、下げ止まり。

生産活動は、自動車、自動車部品が増加し、緩やかな持ち直し。観光は、温泉地、観光地への入込客が戻りつつあり、やや上向き。雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も震災復旧・復興工事に伴い建設業で増加するなど、持ち直し。先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

 

【関東】

関東の景況は、輸出、生産活動が持ち直すなど、上向き。個人消費は、大型小売店販売が衣料品、食料品を中心に堅調に推移したほか、乗用車販売もエコカー補助金の効果から増加し、持ち直し。

住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅がともに増加し、上向き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、震災復興関連工事が増加し、上向き。輸出は、アセアン向けの一般機械、輸送機械が増加するなど、持ち直しに向けた動き。

生産活動は、鉄鋼、輸送機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。観光は、温泉地やホテル宿泊客が増加するなど、底入れ。雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、持ち直し。先行きは、上向きで推移するとみられている。

 

【甲信越】

甲信越の景況は、個人消費、設備投資が持ち直しているものの、輸出が停滞するなど、足踏み。個人消費は、乗用車販売がエコカー補助金の効果から増加したほか、大型小売店販売も衣料品を中心に増加するなど、持ち直し。

住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、一進一退。設備投資は、製造業で生産設備の更新・増設に向けた投資がみられるほか、非製造業も新規出店や店舗改装の動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、災害復旧工事が増加するなど、足許増加。輸出は、一般機械、電気機器、化学製品が減少し、停滞。

生産活動は、電気機械、輸送機械が増加するなど、やや上向き。観光は、観光地の宿泊客数が伸び悩むなど、弱含み。雇用は、建設業や製造業で新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。先行きは、緩やかに持ち直すとみられている。

 

【北陸】

甲信越の景況は、個人消費、設備投資が持ち直しているものの、輸出が停滞するなど、足踏み。個人消費は、乗用車販売がエコカー補助金の効果から増加したほか、大型小売店販売も衣料品を中心に増加するなど、持ち直し。

住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、一進一退。設備投資は、製造業で生産設備の更新・増設に向けた投資がみられるほか、非製造業も新規出店や店舗改装の動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、災害復旧工事が増加するなど、足許増加。輸出は、一般機械、電気機器、化学製品が減少し、停滞。

生産活動は、電気機械、輸送機械が増加するなど、やや上向き。観光は、観光地の宿泊客数が伸び悩むなど、弱含み。雇用は、建設業や製造業で新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。先行きは、緩やかに持ち直すとみられている。

 

【東海】

東海の景況は、輸出、生産活動が持ち直し、雇用情勢が改善するなど、上向き。個人消費は、大型小売店販売が衣料品を中心に増加したほか、乗用車販売もエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加するなど、上向き。

住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、一進一退。設備投資は、大手製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、低調。輸出は、自動車、自動車部品が増加するなど、持ち直しの動き。

生産活動は、輸送機械、自動車部品が増加し、持ち直しの兆し。観光は、温泉地の入込客数が増加するなど、下げ止まり。雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業を中心に新規求人数が増加するなど、改善。先行きは、上向きで推移するとみられている。

 

【近畿】

近畿の景況は、個人消費が持ち直しているものの、輸出、生産活動が弱含むなど、足踏み。個人消費は、大型小売店販売が衣料品、食料品を中心に増加したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加するなど、持ち直し。

住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、やや上向き。設備投資は、中小企業で投資計画を下方修正する動きがみられ、弱含み。公共工事は、一進一退。輸出は、半導体、科学光学機器、電気回路機器が減少し、弱含み。

生産活動は、電気機械、化学が減少するなど、弱含み。観光は、温泉地、ホテルの宿泊客数が増加するなど、下げ止まり。雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が増加するなど、上向き。先行きは、 横這い圏内で推移するとみられている。

 

【中国】

中国の景況は、個人消費が上向きにあるものの、輸出、生産活動が停滞するなど、弱含み。個人消費は、大型小売店販売が百貨店販売、スーパー販売ともに振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、やや上向き。

住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、緩やかな持ち直し。設備投資は、製造業で投資計画を縮小する動きがみられ、弱含み。公共工事は、低調。輸出は、鉄鋼、一般機械、アジア向けの化学製品が減少し、停滞。

生産活動は、電気機械、化学が減少し、弱含み。観光は、温泉地、観光地の入込客が振るわず、足踏み。雇用は、有効求人倍率が上昇したものの、製造業、卸売業や小売業で新規求人数が減少するなど、改善の動きが一服。先行きは、弱含みで推移するとみられている。

 

【四国】

四国の景況は、輸出、生産活動が一進一退にあるものの、個人消費が底固い動きとなるなど、緩やかな持ち直し。個人消費は、大型小売店販売が衣料品を中心に増加したほか、乗用車販売もエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加するなど、底固い動き。

住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、底離れ。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等が増加するなど、底入れ。輸出は、非鉄金属、石油製品が増加したものの、鉄鋼、電気機械が減少するなど、横這い圏内の動き。

生産活動は、一般機械が増加したものの、プラスチック製品が減少するなど、一進一退。 観光は、ホテルや旅館の宿泊客が増加したほか、観光施設の入込客数が増加するなど、持ち直しの兆し。雇用は、新規求人数が建設業、医療・福祉で増加するなど、緩やかな持ち直し。先行きは、緩やかな持ち直しで推移するとみられている。

 

【九州】

九州の景況は、観光が持ち直したものの、輸出が横這い、生産活動が弱含みとなるなど、横這い圏内の動き。個人消費は、大型小売店販売が衣料品を中心に増加したほか、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、底離れ。

住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、やや上向き。設備投資は、製造業を中心に慎重な動きがみられるなど、弱含み。公共工事は、低調。輸出は、一般機械、電気機器が増加したものの、船舶などが減少し、横這い圏内の動き。

生産活動は、金属製品、情報通信機械、化学が減少するなど、弱含み。観光は、九州新幹線の全線開業効果から、入込客が増加し、持ち直し。雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が医療・福祉、サービス業で増加するなど、緩やかな改善。先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。

 

【沖縄】

沖縄の景況は、観光が回復、個人消費が底固い動きにあるなど、持ち直し。個人消費は、百貨店販売、スーパー販売ともに衣料品、食料品を中心に増加したほか、乗用車販売もエコカー補助金の効果から増加するなど、底固い動き。

住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに増加し、持ち直し。設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、足踏み。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、県、市町村が減少し、弱含み。輸出は、鉄鋼、石油製品、再輸出品が増加するなど、増加傾向。

生産活動は、やや上向き。雇用は、完全失業率が改善したほか、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかな改善。先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

取材協力:一般社団法人地方銀行協会