その際、カルザイ大統領は「中国は国際・地域問題で積極的かつ建設的な役割を果たしている。われわれはテロ対策と国際問題で中国との協力を深め、 中国企業のアフガニスタン進出を歓迎する」と述べ、中国がアフガニスタンの戦後復興に寄与してきたことに感謝の意を示しました。

一方、楊潔チ外相は「アフガニスタンとのハイレベル往来を維持し、両国の政治関係を深め、共に関心を寄せる問題で協力を強化していく。中 国はこれまでどおり、アフガニスタンの独立と主権、領土保全を尊重し、治安と開発におけるアフガン政府の努力を支持し、南アジア地域協力などでアフガン政 府との協調を強め、歩調を合わせていく。また、アフガンの戦後復興に参加し、できるだけの支援を続けていく」との姿勢を示しました。

（ジョウ＆林）

席上メレス首相は「双方の間で合意された協力プロジェクトをいち早く実施し、両国の協力のレベルアップを実現させるべきだ。中国のアフリカ支援は政治条件を付けない。これはアフリカ諸国の国民に歓迎されている。アフリカ諸国と中国との協力は互恵的なもので、われわれは『中国・アフリカ協力フォーラム』の合意に基づいて中国との協力を模索していく」と述べました。

これに対し戴秉国国務委員は「開発は両国関係における第1の課題である。中国はエチオピアの経済開発を支援していく」との姿勢を示しました。