群馬県の山本一太知事は、県庁の最上階に動画スタジオを設置する構想を明らかにした。スタジオ内で撮影や編集、配信ができ、県の特産品を紹介する動画の撮影などに活用する。規模や開設時期は未定。開設を通じ県の情報発信を強化する。県庁32階の展望ホールの一角にガラス張りのスタジオを設置する。CMの撮影や県民を招いた公開放送などでの活用を想定する。関連費用を9月補正予算案に盛り込み、同18日開会の定例県議会に提案する方針だ。
7日夜に浅間山で小規模噴火が発生し、噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられ、麓の群馬、長野両県は8日、それぞれ対策会議を開き、同日朝の段階でけが人や建物への被害がないことを確認した。群馬県嬬恋村と長野原町で降灰が確認された。周辺には軽井沢町など観光地が多く、夏休みシーズンの真っ最中のため観光客の安全にも万全を期す構えだ。噴火は2015年6月以来で、レベル3は2009年4月以来となる。
2020年東京五輪・パラリンピックの海外選手と地域住民が交流するホストタウンについて、政府は28日、群馬県の富岡、甘楽、片品の3市町村を含む22件を第14次登録として追加認定したと発表した。群馬関係の登録は計8件、全国は計345件となった。五輪まであと1年。県内各自治体は、交流事業による地域活性化に期待を寄せ、選手らの受け入れ体制づくりを本格化させる。