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東方通信社発行 学苑報
ワインの風味落とす物質 微量で嗅覚遮断 大阪大など |
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2013年 9月 18日(水曜日) 00:00 | |||
各紙によれば風味が落ちたワインにごく微量含まれる物質「TCA」を調べたところ、体内で嗅覚の経路を遮断し、ワイン本来の香りを感じにくくさせる作用があることが分かったと、大阪大などの研究グループが発表した。論文は17日以降、米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。においは、もとになる物質が嗅覚を担う嗅細胞にくっつくと「イオンチャネル」と呼ばれるたんぱく質を介して電気信号に変換され、脳に伝わる。研究グループがイモリから取った嗅細胞にTCAを投与した結果、イオンチャネルが働かなくなり、脳への伝達経路を遮断した。遮断はフグ毒などが体内で作用する濃度の1兆分の1でも起きた。TCAは、塩素系の殺菌剤とカビなどの微生物が反応すると、自然に発生するという。
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