各紙によればトヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長（57）は17日、豊田市本社で就任会見を行った。77年におよぶ同社の歴史で初の外国人副社長となったルロワ氏は「真のグローバル企業になるため、真の競争力向上にまい進したい」と抱負を語り、北米本社機能の集約など、担当市場の課題に取り組む考えを示した。ルロワ氏は同社でフランス工場新設に携わり、欧州本部長として業績不振だった欧州事業の立て直しに尽力。これからは本社の副社長として日本、北米、欧州といった先進国市場などを統括する「第１トヨタ」を率い、トヨタを真のグローバル企業に導く重責を担う。