南海トラフ巨大地震を想定した震災対応訓練が3日、愛媛県松山市春日町の県立中央病院であったと愛媛新聞が報じた。病院や松山市中央消防署、雄郡地区の自主防災組織など約120人が協力しながら負傷者役の救助活動などに当たった。訓練は、マグニチュード(M)9.0の巨大地震が発生し、多数の傷病者が病院に集まる中、さらにM7.3の地震が発生して病院から出火、院内に人が取り残されたと想定した。
秋祭りの「松山地方祭」が最終日を迎えた7日、松山市内各地の神社では、神輿の巡行や獅子舞などが行われ華やいだ雰囲気に。神輿の「鉢合わせ」も勇壮に繰り広げられ、澄み切った秋空のもと祭りムードは最高潮となった。同市道後町の道後温泉駅前では早朝、8体の神輿がそれぞれ約300人の担き夫らとともに続々と集結。詰めかけた約5千人の見物客の前で2体ずつ相手を変えながら、鉢合わせを行った。
愛媛県内陶工の新作を集めた第36回愛媛の陶芸展(愛媛陶芸協会、愛媛新聞社主催)が26日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋で始まった。30日まで。「工芸作品」と「生活陶磁器」の2部門に協会員42人が計121点を出品。砥部焼らしい青白磁の器や皿のほか、新境地を開こうと作家が趣向を凝らした造形作品などが並んでいる。
愛媛の魅力を海外メディアで発信してもらい外国人観光客の誘致につなげようと、県は4日、外国人記者らを招いたツアーを実施し、松山城や道後温泉など地域に根付く歴史や伝統を紹介した。東京都と中四国地域が連携して訪日外国人観光客の誘致を図る共同招聘事業の一環。オーストラリアと米国を対象市場に設定し、愛媛のほか東京や広島の観光スポットを両国に応じたルートで巡ってもらう。