三菱マテリアルは15日、戦後70年の節目に当たり、太平洋戦争中に同社(当時三菱鉱業)が経営していた秋田県の鉱山などで旧日本軍の捕虜となった米兵約900人に労働を強いたとして、初めて謝罪することを明らかにしたと各紙が報じた。19日にロサンゼルスで式典を開き、同社役員が元米兵捕虜の代表や遺族らに謝罪する予定。
各紙によればNTTドコモと免税店大手のラオックスは14日、中国や韓国からの来日客が携帯電話などでドコモの通信ネットワークを利用すると、ラオックスの店舗で商品購入時に割引が受けられる新サービスを10月から始めると発表した。ドコモは自社ネットワークの利用による通信料収入の増加、ラオックスは新たな割引による中国人観光客らの「爆買い」促進を期待できるという。
米航空大手デルタ航空が民事再生手続き中のスカイマークの支援を検討していることが14日、明らかになったと各紙が報じた。最大債権者の米航空リース会社イントレピッド・アビエーションの再生計画案に約2割の出資者となる方向で調整している。スカイマークが拠点とする羽田空港の国内線は全日本空輸や日本航空など日本の航空会社だけが運航している。羽田国内線の8%の発着枠を有するスカイマークがデルタの資本参加を受ければ、外資系企業が実質的に主導する「第三極」として全日空や日航とサービスの質を競うことになり、競争環境は大きく変化する。
JR東日本は14日、JR渋谷駅の埼京線ホームを山手線ホームの隣に移設する計画について、2020年春の完成を予定していると発表した。現在はホームどうしが約350メートル離れ、乗り換えに徒歩で約4分かかるが、移設で利便性が高まるという。同社によると、地下5階に移った東急東横線渋谷駅の跡地などを利用し、9月から本格工事に着手する。ホーム移設後、山手線の内回りと外回りで別々になっているホームを一つにまとめる工事も始め、駅構内のコンコース拡充も含めた全体の完成は27年度を予定している。