経済ニュース

バナー
経済の先行きをもっと知り尽くしたい!! ビジネスの新大陸を発見!!

きふきふ*ふるさと往来クラブ

バナー
買い物で社会貢献するオンライン寄付サイト「きふきふ」で、NPO法人ふるさと往来 クラブの活動 を支援することができます。
地方経済天気図(9月) 印刷
2012年 9月 21日(金曜日) 00:00

2012090101

2012年9月地方経済の状況

【総評】~景気は、輸出の弱含みが生産に波及するなど、持ち直しの動きが一服~


【北海道】

北海道の景況は、生産活動が横這い圏内の動きにあるものの、輸出、観光が持ち直すなど、上向き

個人消費は、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに前年を上回ったものの、大型小売店販売が衣料品を中心に振るわず、持ち直しの動きが一服。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、一進一退。設備投資自動車関連の能力増強投資のほか、医療・福祉関連に建替え・新築の動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、下げ止まり。輸出は、鉄鋼、米国向けの自動車部品が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電気機械、石油・石炭製品が増加したものの、一般機械、窯業・土石製品が減少し、横這い圏内の動き。

一般機械は、生産水準が低下。

電気機械は、スマートフォンや自動車向け半導体が増加。

窯業・土石製品は、生産水準が低下。

石油・石炭製品は、道外の製油所トラブルによる代替生産から増産。

 

観光は、アジアからの入込客が増加するなど、緩やかな持ち直し。

7月の来道者数は、前年比増加。国内客の持ち直しの動きは鈍いものの、外国人客はアジアからの入込客を中心に持ち直しの動きが継続。

 

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、医療・福祉、宿泊業、建設業で新規求人数が増加するなど、持ち直しの動き。

先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。


【東北】

東北の景況は、住宅建築が持ち直し、公共工事が回復に向けた動きにあるなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに前年を上回るなど、持ち直し。住宅建築は、震災に伴う建替え需要から、持家、貸家、分譲住宅ともに増加し、持ち直し。設備投資は、被災した建物・設備の復旧に伴う投資が続き、緩やかな持ち直し。公共工事は、震災関連の復旧・復興工事が増加し、回復に向けた動き。輸出は、非鉄金属、ゴム製品が増加したものの、中国向けの鉄鋼、一般機械が減少し、横這い圏内の動き。

生産活動は、精密機械、パルプ・紙・紙加工品が増加したものの、電気機械、輸送機械が減少し、持ち直しの動きが一服。

鉄鋼は、生産水準が上昇(青森)、アジア、豪州、米国向けの堅調な受注を背景に建築用鋳造品が増加(福島)。

金属製品は、生産水準が低下(秋田)。

一般機械は、生産水準が低下(青森、秋田)。産業機械、金属工作機械が増加、電子部品・デバイス製造装置が減少(山形)。

電気機械は、生産水準が低下(青森)。

電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(岩手)、低下(青森、宮城)。集積回路が増加、電子部品、半導体素子が減少(山形)。

輸送機械は、生産水準が低下(岩手、山形)。自動車部品が減産(山形)。

精密機械は、生産水準が上昇(秋田、福島)。

窯業・土石製品は、生産水準が上昇(岩手)。

化学は、生産水準が上昇(秋田)、低下(岩手)。

パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が上昇(青森、秋田)。

清酒は、出荷量が増加(秋田)。リンゴは、県外出荷量が減少(青森)。

 

観光は、温泉地、観光地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

8月の県内主要観光地・観光施設の入込客は、県内客、県外客ともに持ち直し(秋田)。

7月の県内主要観光施設入込客数、宿泊施設の宿泊者数ともに前年比減少(青森)。

6月の県内主要観光地入込客数は、震災の反動増や「いわてデスティネーションキャンペーン(いわてDC)」の効果から、前年比増加(岩手)。

6月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年比減少(福島)。

 

雇用は、新規求人数が震災復旧・復興工事に伴い建設業で増加したものの、有効求人倍率が低下するなど、持ち直しの動きが一服。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。


【関東】

関東の景況は、個人消費が持ち直したものの、輸出が弱含むなど、持ち直しの動きが一服

個人消費は、大型小売店販売が衣料品を中心に振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から増加するなど、持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、足踏み。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、都道府県が増加し、やや上向き。輸出は、欧州、中国向けを中心とする鉄鋼、科学光学機器が減少するなど、弱含み。 生産活動は、電子部品・デバイスが増加したものの、鉄鋼、輸送機械が減少するなど、持ち直しの動きが一服。

鉄鋼は、生産水準が低下(茨城)。非鉄金属は、生産水準が低下(千葉)。

一般機械は、生産水準が上昇(茨城、栃木、千葉)、低下(埼玉、神奈川)。蒸気タービン部品、プラスチック用金型が増産、プレス用金型、フラットパネル・ディスプレイ製造装置、半導体製造装置が減産(神奈川)。

電気機械は、生産水準が上昇(茨城、群馬、神奈川)、低下(栃木、東京)。自動車照明器具、電気炉、非標準変圧器が減産(神奈川)。

情報通信機械は、生産水準が上昇(群馬、神奈川)、低下(埼玉、千葉、東京)。汎用コンピュータ、ネットワーク接続機器が増産(神奈川)。

電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(茨城、群馬、東京、神奈川)。抵抗器、トランジスタが増産(神奈川)。

輸送機械は、生産水準が上昇(群馬)、低下(栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川)。トラックは国内向けが堅調、海外向けは落込む(神奈川)。

窯業・土石製品は、生産水準が上昇(千葉)。

化学は、生産水準が上昇(東京)、低下(栃木)。

プラスチック製品は、生産水準が上昇(栃木)。

洋装品は受注が堅調、和装品は低調(群馬)。食料品は、生産水準が低下(茨城、栃木)。

 

観光は、温泉地の入込客、ホテルの客室稼働率ともに伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。

7月の県内主要温泉地宿泊客数は、草津が2か月ぶりに増加したものの、伊香保が5か月ぶり、水上が2か月ぶりに減少し、全体では5か月ぶりに前年比減少(群馬)。

7月の県内ホテルの客室稼働率は、横浜、箱根ともに横這い(神奈川)。

7月のベイエリア(千葉市~浦安市)のホテル客室稼働率は、個人客の増加から、前年比上昇(千葉)。

6月の県内ゴルフ場の利用客数は、4か月連続で前年比増加(栃木)。

 

 

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【甲信越 】

甲信越の景況は、輸出、生産活動が足踏みとなるなど、横這い圏内の動き

個人消費は、大型小売店販売、家電品販売ともに振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、足踏み。設備投資は、製造業で生産能力増強や省力化・合理化に向けた投資がみられるものの、非製造業では投資計画を縮小する動きがみられるなど、一進一退。公共工事は、災害復旧工事や河川改修工事が増加し、上向き。輸出は、金属製品、科学光学機器が減少し、持ち直しの動きが一服。

生産活動は、情報通信機械、電子部品・デバイスが減少するなど、足踏み。

鋳物は、受注が低調(新潟)。金属洋食器は、国内・輸出向けともに受注が低調(新潟)。

一般機械は、IT・デジタル関連向け自動旋盤機が順調に推移、自動車関連が概ね堅調、建設・プラント向けなどの大型機械が回復傾向、工作機械は海外向けが堅調、産業機械は低調(新潟)。半導体製造装置はスマートフォン向けの需要に一服感、液晶製造装置は受注・生産が低水準(山梨)。

電気機械は、生産水準が上昇(長野)。コンピュータ数値制御装置は受注・生産が減少(山梨)。

情報通信機械は、受注が減少(山梨)。

電子部品・デバイスは、生産水準が低下(新潟、長野)、スマートフォン関連は受注・生産が上向き(山梨)。

輸送機械は、国内向けを中心に緩やかな持ち直し(新潟)。自動車部品は堅調、二輪車部品は受注・生産が低水準(山梨)。

精密機械は、時計部品の受注に陰り、カメラ部品は受注・生産が堅調(山梨)。

化学は、アジア向けの需要減少から、生産が前年比減少(新潟)。

ニットは、秋冬物の生産が前年比減少(新潟)、秋冬物の受注が前年を上回る水準(山梨)。織物は、ネクタイ地の受注が順調、婦人服地の受注は厳しい状況、洋傘地は堅調(山梨)。

清酒の出荷は前年比増加(新潟)。ワインの出荷は前年並み(山梨)。

宝飾は、受注・生産が横這い圏内の動き(山梨)。

 

観光は、観光地の入込客数が伸び悩むなど、横這い圏内の動き。

7月の主要観光地の入込客数は、梅雨明け後は天候が回復したものの、例年に比べ雨天・曇天の日が多く、地域によりばらつき(山梨)。

 

雇用は、建設業、卸・小売、医療・福祉などで新規求人数が増加するなど、緩やかな改善の動き。

先行きは、一進一退で推移するとみられている。

【北陸】

北陸の景況は、個人消費、雇用情勢が持ち直しているものの、生産活動が一進一退、住宅建築が弱含むなど、横這い圏内の動き

個人消費は、大型小売店販売が食料品、衣料品などで振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加するなど、上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、弱含み。設備投資は、投資計画を縮小する動きがみられ、弱含み。公共工事は、国、独立行政法人等が増加するなど、下げ止まり。輸出は、地場産業の眼鏡枠・眼鏡が減少するなど、足踏み。

生産活動は、医薬品が増加したものの、輸送機械、パルプ・紙・紙加工品が減少するなど、一進一退。

金属製品は、生産水準が低下(富山)。主力のアルミニウム建材は住宅向けで横這い、ビル用向けで持ち直しの動き(富山)。

一般機械は、生産水準が上昇(富山、石川)。自動車向けの軸受、工作機械は持ち直しているものの、円高や海外経済減速の影響がみられる(富山)。

電気機械は、生産水準が上昇(富山)。自動車向け、情報通信向けが持ち直し、テレビ向けが減少(富山)。

輸送機械は、生産水準が低下(石川)。

化学は、医薬品が高水準を持続(富山)。

パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が低下(富山)。

繊維は、生産水準が低下(石川、福井)。

 

 

観光は、温泉地の宿泊客数が伸び悩むなど、盛り上がりを欠く。

7月の宇奈月温泉宿泊客数は、前年比減少(富山)。

7月の県内主要温泉地浴客数は、3か月連続で前年比減少(石川)。

6月の芦原温泉旅館宿泊客数は、5か月連続で前年比増加(福井)。

 

雇用は、医療・福祉、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。

【東海】

東海の景況は、輸出が足踏みしているものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加するなど、緩やかな持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、一進一退。設備投資は、投資計画を積み増す動きがみられるなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、県が増加し、下げ止まり。輸出は、電気機械、自動車部品が増加したものの、一般機械、自動車が減少し、足踏み。

生産活動は、精密機械が増加したものの、輸送機械が減少するなど、足踏み。

鉄鋼は、生産水準が上昇(岐阜、愛知)。

非鉄金属は、生産水準が上昇(三重)。

金属製品は、生産水準が低下(三重)。

一般機械は、生産水準が上昇(愛知)、低下(岐阜、三重)。金属工作機械は受注が減少(愛知)。

電気機械は、生産水準が上昇(静岡、愛知)、低下(三重)。

情報通信機械は、生産水準が上昇(愛知)、低下(岐阜)。

電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(三重)、低下(岐阜、愛知)。

輸送機械は、生産水準が上昇(三重)、低下(岐阜、静岡、愛知)。

精密機械は、生産水準が上昇(静岡、愛知)。

窯業・土石製品は、生産水準が低下(岐阜、愛知)。

化学は、生産水準が上昇(静岡、愛知)。

プラスチック製品は、生産水準が低下(静岡、愛知)。

繊維は、生産水準が低下(岐阜)。

食料品は、生産水準が低下(静岡)。

 

観光は、温泉地・観光地の入込客数が増加するなど、やや上向き。

7月の伊豆地区主要ホテル・旅館は、震災の反動から売上高は前年比増加(静岡)。

7月の中部国際空港の旅客数は、10か月連続で前年比増加(愛知)。

7月の高山市観光客入込客数、長良川温泉宿泊者数、下呂温泉宿泊者数ともに前年比減少(岐阜)。

6月の県内主要水族館入場者数は、2か月連続で前年比減少(三重)。

 

雇用は、有効求人倍率が低下したものの、新規求人数が増加するなど、緩やかな改善の動き。

先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。


【近畿】

近畿の景況は、個人消費が持ち直しているものの、輸出、生産活動が弱含むなど、横這い圏内の動き 個人消費は、大型小売店販売が衣料品、食料品などで振るわなかったものの、乗用車販売が増加し、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、足踏み。設備投資は、中小企業で慎重な姿勢がみられ、弱含み。公共工事は、独立行政法人等、都道府県、市町村が増加し、上向き。輸出は、電気回路、アジア向けの半導体が減少し、停滞。 生産活動は、輸送機械、精密機械が減少するなど、弱含み。

鉄鋼は、生産水準が上昇(和歌山)。粗鋼、鋼材は、造船向け、建築向けが減少、自動車向けが幾分持ち直し(兵庫)。

金属製品は、生産水準が低下(和歌山)。

一般機械は、生産水準が上昇(奈良)、低下(和歌山)。半導体関連向けの受注がやや鈍化、薄型テレビなどの家電向けが低調、自動車向け、国内向け物流関連が増加(京都)。原動機などが高操業を続けているものの、建設機械などが生産ペースを落とす動き(兵庫)。

電気機械は、生産水準が上昇(奈良)、低下(滋賀)。鉄道向けの生産水準が低下、家電向けが低水準、自動車向けが高操業(兵庫)。

電子部品・デバイスは、薄型テレビなど家電向けが弱めの動きにあるものの、自動車やスマートフォン向けが増加、デジタルカメラ向け、太陽光発電向けが持ち直し(京都)。

輸送機械は、生産水準が低下(奈良)。自動車の増勢が一服(京都)。自動車関連が高操業、造船・重機が生産水準を引下げ(兵庫)。

精密機械は、生産水準が低下(滋賀)。半導体関連向けの受注がやや鈍化、薄型テレビなどの家電向けが低調、自動車向け、国内向け物流関連が増加(京都)。

化学は、生産水準が横這い(和歌山)、低下(奈良)。プラスチック製品は、生産水準が低下(滋賀)。

繊維は、生産水準が上昇(和歌山)、低下(滋賀)。西陣帯地、丹後ちりめんともに低迷(京都)。

食料品は、生産水準が低下(奈良)。清酒は、蔵出量が弱含み(京都)。

 

観光は、ホテルの宿泊客数が増加するなど、緩やかな持ち直し。

7月の主要ホテルの客室稼働率は前年比上昇、宿泊客数も増加(奈良)。

7月の主要ホテルの宿泊客数が前年比増加、客室稼働率は低下(京都)。

7月の県内主要観光地入込客数は、彦根城、道の駅などで減少(滋賀)。

7月の白浜温泉宿泊客数は、3か月連続で前年比減少(和歌山)。

6月の神戸市内主要ホテルの客室稼働率は前年比上昇。5月の城崎温泉入込客数は10か月連続で前年比増加(兵庫)。

4-6月の府内宿泊者数は、前年同期比増加、宿泊単価も上昇(大阪)。

 

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数が増加するなど、上向き。

先行きは、 一進一退で推移するとみられている。

【中国】

中国の景況は、個人消費が上向き、設備投資が持ち直しているものの、輸出が足踏みするなど、横這い圏内の動き

個人消費は、大型小売店販売が衣料品を中心に振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、上向き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに増加し、持ち直しの動き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、市町村が増加し、底入れ。輸出は、一般機械、化学製品が減少し、足踏み。

生産活動は、自動車が増加したものの、石油製品が減少し、横這い圏内の動き。

鉄鋼は、生産水準が上昇(岡山、山口)。特殊鋼が横這い圏内の動き、工作機械用鋳物が堅調に推移(島根)。

電子部品・デバイスは、生産水準が低下(山口)、自動車関連が持ち直し(島根)。半導体素子、電子・通信機器用部分品、液晶素子が減少(鳥取)。

輸送機械は、自動車が増産(広島)、横這い(岡山)。

窯業・土石製品は、公共工事、民間工事向けともに引続き低調(島根)。石州瓦は横這い圏内の動き(島根)。

化学は、生産水準が上昇(岡山)。

石油製品は、生産水準が低下(山口)。

プラスチックは、生産水準が低下(山口)。

食料品は、生産水準が低下(鳥取)。ブロイラー加工品、生菓子が増加、冷凍水産食品などが減少(鳥取)。

 

観光は、温泉地、観光地への入込客数が振るわず、足踏み。

5月の県内主要観光地入込客数は、2か月連続で前年比減少(岡山)。

5月の主要温泉地宿泊客数は、羽合温泉が6か月連続で増加したものの、皆生温泉が11か月連続で減少、三朝温泉が2か月連続で減少し、全体では3か月ぶりに前年比減少(鳥取)。

4月の県内主要温泉地宿泊客数は、9か月ぶりに前年比増加、主要観光施設入込客数は、3か月ぶりに増加(島根)。

4月の海響館(水族館)の入館者数、秋芳洞の入洞者数、錦帯橋の渡橋者数、湯田温泉、湯本温泉の宿泊者数ともに前年比増加(山口)。

 

雇用は、現金給与総額が増加したほか、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかな改善の動き。

先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。

【四国】

四国の景況は、住宅建築が停滞しているものの、生産活動が持ち直し、個人消費が底固い動きとなるなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、大型小売店販売が衣料品で振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、底固い動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに減少し、停滞。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、国が増加したものの、独立行政法人等、県、市町村が減少し、一進一退。輸出は、船舶が増加したものの、鉄鋼、一般機械が減少するなど、横這い圏内の動き。

生産活動は、一般機械、化学が増加するなど、緩やかな持ち直し。

鉄鋼は、生産水準が上昇(徳島)、低下(香川、高知)。

非鉄金属は、生産水準が低下(香川)。

一般機械は、生産水準が上昇(香川、高知)。

電気機械は、生産水準が上昇(徳島)、低下(高知)。

輸送機械は、生産水準が上昇(香川)、低下(愛媛)。

化学は、生産水準が上昇(香川、高知)。

石油・石炭製品は、生産水準が低下(愛媛)。

繊維は、生産水準が低下(香川)。

 

観光は、ホテルや旅館の宿泊客数が増加したほか、観光地の入込客数が増加するなど、持ち直し。

7月の徳島市内主要ホテル・旅館宿泊客数は、前年比増加(徳島)。

7月の県内主要観光地入込客数は、前年比増加(香川)。

7月の県内観光施設利用実績は、前年比減少、高知市内主要ホテル・旅館の宿泊客数も減少(高知)。

6月の道後温泉旅館宿泊客数は、前年比増加(愛媛)。

 

雇用は、建設業、医療・福祉で新規求人数が増加したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、一進一退で推移するとみられている。 

【九州】

九州の景況は、住宅建築が持ち直したものの、生産活動が弱含みとなるなど、横這い圏内の動き

個人消費は、大型小売店販売がスーパー販売で好調となったほか、乗用車販売も普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、底離れ。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに増加し、緩やかな持ち直し。設備投資は、製造業を中心に慎重な動きがみられるなど、弱含み。公共工事は、低調。輸出は、輸送機械、船舶、精密機械が増加し、やや上向き。

生産活動は、情報通信機械、石油製品が減少し、弱含み。

鉄鋼は、生産水準が上昇(大分)、低下(福岡)。

金属製品は、生産水準が上昇(福岡、大分)。

非鉄金属は、生産水準が上昇(大分)。

一般機械は、生産水準が上昇(福岡、佐賀)、低下(熊本、宮崎)。機械・重電の生産高が減少(長崎)。

情報通信機械は、生産水準が低下(大分)。

電子部品・デバイスは、生産水準が上昇(佐賀、熊本)、低下(宮崎)。電子部品の生産が減少(長崎)。スマートフォン向けや自動車向けが堅調、需要の低迷や海外との競争激化から家電向けが減少(鹿児島)。半導体は、生産水準がやや上昇(大分)。

輸送機械は、生産水準が上昇(福岡)、低下(熊本)。自動車は、生産水準が高水準を維持(大分)。大手・中堅造船の生産高が増加(長崎)。造船の受注残が減少(大分)。

化学は、生産水準が上昇(佐賀、熊本)、低下(福岡、大分)。

石油製品は、生産水準が低下(大分)。

プラスチック製品は、生産水準が低下(佐賀)。

パルプ・紙・紙加工品は、生産水準が低下(佐賀)。

食料品は、生産水準が低下(福岡)。焼酎は、生産が減少、出荷が増加(鹿児島)。

 

観光は、観光地・温泉地への入込客数が増加し、持ち直し。

5月の宿泊客数は、唐津地区がGW後に伸び悩み、嬉野地区が前年比減少(佐賀)。

5月の主要宿泊施設の宿泊者数は、3か月連続で前年比増加。4月の主要観光施設の入場者数は、2か月連続で前年比増加(長崎)。

5月の別府周辺地区観光客数は、宿泊施設、レジャー施設ともに前年比増加(大分)。

5月の主要観光施設入場者数は、九州新幹線の全線開業効果が一巡し、前年を下回る。県内主要ホテル・旅館宿泊客数は、鹿児島地区で北九州や関西からの入込客が減少したものの、種子島・屋久島地区では団体客が増加、指宿地区、霧島地区も入込客が増加し、全体では12か月連続で前年比増加(鹿児島)。

 

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、医療・福祉、建設業で新規求人数が増加するなど、緩やかな改善。

先行きは、横這い圏内で推移するとみられている。

【沖縄】

沖縄の景況は、観光が回復傾向、個人消費が底固い動きにあるなど、持ち直し

個人消費は、百貨店販売、スーパー販売ともに食料品を中心に振るわなかったものの、乗用車販売がエコカー補助金の効果から普通・小型乗用車、軽乗用車ともに増加し、底固い動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅ともに増加し、上向き。設備投資は、建築着工床面積が増加し、一進一退。公共工事は、独立行政法人等、県、市町村が増加し、やや上向き。輸出は、金属鉱およびくず、石油製品、再輸出品が増加し、一進一退。

生産活動は、横這い圏内の動き。

窯業・土石製品、食料品は生産水準が上昇したものの、鉄鋼、金属製品、石油製品が低下し、6月の鉱工業生産全体では前月比低下。

7月の生コン出荷量は、民間工事向けが増加したものの、公共工事向けが減少し、全体では3か月ぶりに前年比減少。セメント出荷量は、2か月連続で前年比減少。

5月の泡盛出荷量は、県内出荷量、県外出荷量ともに減少し、2か月連続で前年比減少。

 

観光は、国内客、外国人客ともに増加するなど、回復傾向。

7月の入域観光客数は、国内客、外国人客ともに増加し、全体では6か月連続で前年比増加。外国人客は、定期便の増加や大型クルーズ船の寄港回数の増加から、前年比増加。

7月の主要ホテル客室稼働率は、前年比低下。売上高は、10か月連続で前年比増加。

7月の主要ゴルフ場入場者数は、県内客が減少し、2か月連続で前年比減少。

 

 

雇用は、完全失業率が改善するなど、厳しい状況ながら緩やかな改善。

先行きは、持ち直しの動きが続くとみられている。

 

取材協力:一般社団法人地方銀行協会

最終更新 2012年 9月 21日(金曜日) 12:44